2022年4月にサンライフの新商品である「ステラ(Stellar)」がリリースされました。世界的な保険会社であるサンライフの新商品ということで、業界でも非常に注目を集めている保険商品です。
今回の記事ではサンライフの新商品であるステラ(Stellar)の商品詳細や具体的なシミュレーションを解説していきます。「将来のための資産を作りたい」「子どもへ財産を残したい」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
国内生命保険と海外生命保険に違いはない
国内生命保険も海外生命保険も基本的な仕組みは同じです。
保険料を支払うことで、怪我や病気、死亡があったとき本人や家族が保険金を受け取ることができます。このような保障があることで生活を守ることができますし、解約すれば解約返戻金を受け取ることもできます。
しかし、死亡保険金や解約返戻金は海外生命保険の方がはるかに大きいです。
日本には「外為法」という海外金融機関との取引における法律があるため、海外生命保険の情報に触れる機会がありませんが、とても優秀な保険というのは間違いありません。
サンライフは世界的な評価のある大手保険会社
サンライフは、カナダのトロントに本社をかまえる大手保険会社です。具体的な歴史や会社規模は以下のとおりです。
・1865年に設立。150年以上の歴史がある
・1892年に香港支店を設立
・カナダ、アメリカ、イギリス、香港、フィリピン、日本、など世界27カ国に事業を展開
・時価総額は254億米ドル
・預かり資産額は1兆1,000億カナダドル(約87兆円)超え
・世界で最も持続可能な企業100社を選定する「Global 100」に11年連続で選出されている
『信用格付け機関からの評価』
・S&P:AA
・Moody’s:Aa3
・A.M.Best:A+
・DBRS:AA
日本人は香港サンライフからの加入が基本
多くの国で展開されているサンライフですが、基本的には海外居住でなければ加入できません。しかし、香港サンライフは居住者でなくても加入ができます。
その対応ができる会社は限られており、基本的には金融ライセンス(投資運用業、金融商品取引業など)を保有している会社に対応を任せることになります。ただ、大手銀行や保険会社などは外為法のリスクを恐れてか、取り扱いをしていないようです。
積立通貨は米ドルで、受取通貨の米ドルです。ただ、両替されるので世界中のどの銀行でもお金を受け取ることができます。みずほ銀行など、日本の銀行でも問題ありません。
Stellar(ステラ)の概要
・積立通貨:米ドル
・保険タイプ:死亡保障のある終身保険
・保証期間:120歳になるまで
・契約者年齢:0〜75歳まで可
・支払い期間:全期前納、2年
・最低保険料:2年払い:10,000米ドル/年
・最大被保険者数:2名
※ 被保険者の変更が何度でも可(親→子ども→孫、と継承できる)
・健康診断:不要
・死亡保障額:保険金額の100% + 利息を含むリバージョナリーボーナス + ターミナルボーナス
・解約時の返戻金:確定キャッシュバリュー + 利息を含むリバージョナリーボーナスのキャッシュバリュ ー + ターミナルボーナスのキャッシュバリュー
・身分証明書:パスポート、香港入国ステッカー
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、住民票、銀行・クレジットカード明細書
・減額:いつでも申請可能
・支払方法:クレジットカード(VISA、Master Card)、Wise、BSO香港内自動送金、海外送金
・解約:いつでも申請可能
・解約時の返戻金:確定キャッシュバリュー + 利息を含むリバージョナリーボーナスのキャッシュバリュ ー + ターミナルボーナスのキャッシュバリュー
シミュレーション
35歳の男性が、20,000米ドル 一括払い(全期前納)をしたシミュレーションを見てみましょう。
経過年数 |
払込保険料累計 |
解約返戻金 | |||
保証部分 (A) |
非保証部分 |
合計 (A+B+C) |
|||
キャッシュバリュー
0r 累計配当 (B) |
ボーナス
(C) |
||||
1 | 10,000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 20,000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 20,000 | 600 | 3 | 0 | 603 |
4 | 20,000 | 2,000 | 13 | 0 | 2,013 |
5 | 20,000 | 4,000 | 29 | 0 | 4,029 |
10 | 20,000 | 16,200 | 263 | 8,397 | 24,860 |
15 | 20,000 | 20,000 | 3,711 | 9,460 | 33,171 |
20 | 20,000 | 22,200 | 6,169 | 25,910 | 54,279 |
25 | 20,000 | 22,874 | 8,045 | 39,444 | 70,364 |
30 | 20,000 | 23,569 | 9,998 | 75,362 | 108,929 |
Age65 | 20,000 | 23,569 | 9,998 | 75,362 | 108,929 |
Age70 | 20,000 | 24,284 | 12,030 | 106,102 | 142,416 |
Age75 | 20,000 | 25,021 | 14,145 | 178,895 | 218,062 |
Age80 | 20,000 | 25,850 | 17,163 | 248,786 | 291,799 |
Age85 | 20,000 | 26,788 | 20,500 | 398,103 | 445,391 |
Age90 | 20,000 | 27,956 | 24,172 | 562,485 | 614,613 |
Age95 | 20,000 | 28,819 | 28,199 | 869,530 | 926,549 |
Age100 | 20,000 | 29,702 | 32,601 | 1,216,049 | 1,278,351 |
Age105 | 20,000 | 30,611 | 37,396 | 1,903,737 | 1,971,744 |
Age110 | 20,000 | 31,548 | 42,608 | 2,659,095 | 2,733,251 |
Age115 | 20,000 | 32,514 | 48,258 | 4,093,122 | 4,173,894 |
Age120 | 20,000 | 33,518 | 54,370 | 5,763,338 | 5,851,226 |
上記のシミュレーションでは、total(A+B+C)の支払済み保険料に対する解約返戻金が、
20年後には 2.7倍に、40年後 には11倍に増えているのが確認できます。
やはり国内の保険と比べると、かなりの利回りであることがお分かりいただけると思います。
契約時の注意点
英語で手続きをしなければならない
もし個人で契約する際には、香港に渡航しなければなりません。そして、基本的には英語で契約手続きを行う必要があります。
ただ、先に述べた通り、金融会社を経由すれば国内で契約することが可能です。日本人スタッフによる日本語のサポートもあるので安心です。
法律に触れる可能性がある
日本には保険業法という法律があります。簡単にいうと「日本人は海外の保険会社と保険の契約をしないでね」というものです。この法律に触れると処罰の対象になる可能性があります。
ただ、信託会社を経由することによって、合法的に契約を締結することができます。この方法で海外生命保険を契約している人は数万人はいると言われています。
こちらも金融会社でないと対応できない場合が多いので、気になる方は色々と調べてみるとよいでしょう。当サイトが提携している代理店も専門知識が豊富なので、問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回はサンライフの新商品である「ステラ(Stellar)」についてご紹介しました。
すぐに儲かるという商品ではありませんが、死亡保険金と解約返戻金が増え続けるのは大きなメリットになります。「将来のための資産を作りたい」、「子どもへの財産を残したい」と思う方は、サンライフのステラ(Stellar)を検討してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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