近年、投資業界で名乗りを上げてきているインベスターズトラスト。
インベスターズトラストについて調べていると、「違法」という関連キーワードが目立つので、これから投資先として考えている人にとっては心配になりますよね。
そこで今回は「インベスターズトラストがどのような会社なのか」、「投資をした際の違法性」について調査していきます。
インベスターズトラストとは
Investors Trust / インベスターズトラスト 公式ページ
設立 | 2002年 |
事業展開 | 100ヶ国以上 |
資産管理 | バンク・オブ・アメリカ |
監査 | KPMG |
インベスターズトラストは、2002年にケイマン諸島に設立された保険会社です。「SPC」「ITA」といった別称もあります。他の海外金融機関に比べると、会社としての歴史は浅めですね。
取り扱っている保険や証券はケイマン諸島金融管理局の許認可を得ています。
資産管理はバンク・オブ・アメリカで分別管理を行なっているのも特徴です。
また、世界4大会計事務所であるKPMGが監査をしているため、信頼できる金融機関だと言えるでしょう。
近年、インベスターズトラストへの契約者は増えてきています。インベスターズトラストの人気が上がっている要因として挙げられるのは「手数料の安さ」です。
手数料が安いとコスパ良く資産を増やせるので顧客にとっては嬉しい限りですよね。
手数料が安い点がインベスターズトラストの最大の特長といっていいでしょう。
インベスターズトラストは違法or合法?
インベスターズトラストについて調べると関連キーワードで「違法」という単語が出てきます。
「違法」という単語で調べている人が多いということなので、インベスターズトラストに対して疑念を抱いている人が多そうですよね。
インベスターズトラストの投資商品は全くもって違法ではありません。厳重な審査をくぐりぬけた投資商品なので合法です。
インベスターズトラストは極めて真っ当な投資商品を売っています。KPMGという世界4大会計事務所の監査のもとで運営していますし、ケイマン諸島金融管理局の許認可の投資商品しか売っていません。
インベスターズトラストには何の問題もないのですが、インベスターズトラストを勧める紹介者が誇張して紹介しているケースが多いのです。
インベスターズトラストが提供する金融商品は日本で認可を受けていないので、国内販売や広告・CMなどの営業活動が禁じられています。
そのため、日本ではMLM(マルチレベルマーケティング)や有料会員制の投資クラブの商材として取り扱われるケースも少なくありません。
これらのビジネスモデルは初心者が搾取されやすいシステム構造です。しかも、非公式でインベスターズトラストの投資商品を売っている場合があります。
資産を増やすどころか大切な資産を搾取されてしまう可能性もあるので、投資詐欺には気をつけましょう。投資詐欺で利用される手法はだいたい決まっているのでこちらの記事でご確認ください。
インベスターズトラストを勧める紹介者・代理店が多い理由
インベスターズトラストには手数料が安いといった最大のメリットがあるため、多くのIFAや代理店がインベスターズトラストを勧めています。
しかし、多くのIFAや代理店がインベスターズトラストを勧めているのは、決して手数料が安いからという点だけではありません。
IFAや代理店はインベスターズトラストを推奨するのには他の理由が絡んでいる可能性が高く、インベスターズトラストしか取り扱っていないという状況であることも十分に考えられます。
インベスターズトラストしか業務提携ができていないIFAや代理店だと、他の海外金融機関を勧めるメリットがありません。
IFAは業務提携している海外金融機関から手数料をもらってビジネスを成り立たせています。
業務提携ができていない海外金融機関を顧客に勧めたところで自分のところには報酬が入ってこないので、結果的に業務提携をしているインベスターズトラストしか勧められないということです。
なぜ、インベスターズトラストしか業務提携できていないIFAが多いかと言うと、インベスターズトラストは2002年に設立し、歴史が浅いため、新規顧客を増やすために業務提携するIFAを次々と増やしていきました。
そのため、たとえ運用実績が微妙なIFAでも業務提携をした結果、インベスターズトラストしか業務提携できていないIFAが多くなったというわけです。
「インベスターズトラストは手数料が安い」の一点張りで勧めてくるIFAにはくれぐれも気をつけてくださいね。
海外投資初心者はインベスターズトラストに投資すべきでない
手数料が安いなどメリットもたくさんあるインベスターズトラストですが、海外投資初心者にはおすすめできません。
なぜかと言うと、インベスターズトラストは他の金融機関と比べると歴史の浅い金融機関だからです。
投資に慣れている人だったら出資してもいいかもしれませんが、投資初心者がいきなりインベスターズトラストに出資するのは賢明ではありません。
海外投資の魅力は安定感のある金融機関に投資して資産を増やしていくことなので、歴の浅い金融機関に投資するのは海外投資のメリットを活かしているとは言えません。
海外投資のメリットをふんだんに活かすためにも「歴史が長い安定感のある金融機関」に投資するのがベストです。
例を挙げるなら、RL360°(ロイヤルロンドン)は歴史の長さだけでなく、税金や運用利回りの観点など総合的に考慮するとかなり優秀です。
RL360°(ロイヤルロンドン)の詳細はこちらでまとめているので一度ご覧ください。
信頼できる紹介者・代理店の見分け方
インベスターズトラストに限らず、海外金融機関に投資をする場合にはIFA・代理業者を見つける必要があります。
日本から海外投資をする場合、IFA選びで全てが決まるといっても過言じゃないくらい、IFA選びは非常に重要な要素です。
IFAは海外投資をする上で非常に役立つ存在ですが、中にはSFC(香港証券先物委員会)のライセンスなしに営業を行う業者や詐欺的な業者も存在するのも事実です。
IFA選びに失敗すると、資産が増えないどころか多額の損失を被ってしまうこともあります。優良なIFAには特徴はこちら。
- 正規代理店かどうか
- 顧客のお金を預からない
- 営業許可証があるか
- SFCライセンス
- リターンとリスクの説明があるか
- 「FD宣言」を公表しているか
- IFA登録から3年以上経過している
詳細は以下の記事で解説しているので参考にしてください。
まとめ
今回はインベスターズトラストについて解説してきました。
信頼できる会社ではあるのですが、歴史が浅い金融機関ということもあり、「これから海外投資を始めたい」といった投資初心者にはあまりお勧めできません。
初めて海外投資を行うなら安定感を重要視したほうがいいです。
当サイトでは、投資のプロである優秀なIFAを紹介できるのでお気軽に無料相談をご利用ください。
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