【ネットワーカーが広めている!?】IFA・グランタークの評判とは?

IFAと代理店の選び方

近年、資産運用を始める人は増加の一途を辿っています。そして、利回りの高さや商品の豊富さから、海外投資を検討している人も増えてきました。

その海外投資で重要な役割を担っているのが「IFA」です。海外投資ではIFAが運用を行い、顧客の資産を増やしていきます。

その中で「グランターク」というIFAをよく耳にするようになりました。みなさんはグランタークを知っていますか?

本記事では「グランタークの業績」や「グランタークをお勧めできない理由」について解説していきます。すでにグランタークを契約されている方は、そのまま任せていてよいのか再検討してみてください。

IFA・グランターク

IFA(Independent Financial Adviser)とは独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれ、海外投資の運用業務を行います。ファンドマネージャーの知識や経験を用いて市場動向を分析し、投資配分などに関する助言や運用を行うのが主な業務内容です。

それでは、IFAとして活動しているグランタークとはどのような会社なのでしょうか? その会社概要を下記にまとめました。

社名 Grandtag Financial Consultancy (グランターク)
所在地 25th Floor, Guangdong Finance Building, 88 Connaught Road West, Sheung Wan, Hong Kong
創立 1999年創立
規制当局 香港オフィス
香港証券先物委員会(ライセンス番号:AKO790)
香港保険業協会(ライセンス番号:M-0189)
香港強制積立基金管理局(ライセンス番号:IC-000179)
シンガポールオフィス
シンガポール金融管理局(ライセンス番号:FA100036)
※香港以外にも中国、日本、シンガポール、韓国、台湾、タイなどアジア各国で事業を実施

グランタークは創業から20年以上活動している歴史のあるIFAです。現在は投資の運用から生命保険のプランニングまで幅広く活動しています。

しかし、公式ページを見る限りでは具体的な活動内容や実績の説明はあまりなく、グランタークという会社のイメージは少し湧きにくい印象を受けます。

グランタークの業績は不透明な部分が多い

グランタークの業績ですが、不透明な部分が多いです。

後述するアドミニストレーションなど、香港でも一二を争う運用実績が良好なIFAであれば、利回りは10%を超えます。

一方で、グランタークの運用による利回りは平均すると2%程度とも言われています。

IFAは投資の運用方針を決定します。中立的な立場から顧客の要望に合った最適なアドバイスを提供するため、投資家は手数料を支払うことになるのです。

正直、利回りが2%程度では手数料が取られて、元本割れのリスクも十分考えられます。

加えて、グランタークの運用実績に関する情報はとにかく少なく、公式ホームページを見ても実績に関するデータや情報は見つかりません。

つまり、この「2%程度」という数字自体が不確かな情報ということです。

グランタークの人気はネットワーカーによるもの?

歴史のあるグランタークですが、情報が不透明にも関わらずなぜ人気が出ているのでしょうか?

それは「ネットワーカー」の存在です。グランタークを勧めている業者のほとんどがネットワーカーなのです。

業者はグランタークからの「当社をおすすめのIFAとして勧めてほしい」という要望に沿って、海外投資を検討している方に向けてグランタークの情報を発信していきます。

IFAが業者に対して自社を勧めるように促すのは通常ですが、問題なのはその業者がネットワーカーという点です。ネットワーカーは一般人の場合が多いので投資に関する知識も浅く、顧客の質問にも答えきれないことが多いです。

さらにグランタークの斡旋を依頼されている側であるため、ポジティブな発言ばかりしてしまいます。デメリットやリスクを伝えることが少なくなるため、正確な情報が伝わっているかはやはり疑問が残ります。

投資家がオフショア投資で成功するには、いいファンドマネージャーとの出会いはとても重要です。IFAを選ぶ際には、実際の業績など過去のデータをしっかりと確認したうえで吟味しましょう。

IFAは途中でも移管することも可能

IFAは一度決めてしまうと、もう変えられないと思っている方も多いのではないでしょうか?

実際はIFAの変更は可能です。最初に選択したIFAの成績が思わしくない場合など、他のIFAへの移管を検討してはいかがでしょうか?

2022年6月時点の日本証券業協会の報告によると、日本における金融商品仲介業者の登録外務員数は約5500人に登ります。一方で、アメリカのIFAは12万7,000人です。日本と比べても、IFAの需要の高さに大きな違いを感じます。

これだけ多くのIFAがいれば、あまり腕の良くない担当者や会社に当たる可能性もあります。ある程度運用しても実績が伴わない場合などは、他のIFAを検討してみるのも良いでしょう。

おすすめのIFA

IFAの選択は、投資の損益に大きく影響すると言っても過言ではありません。情報が不透明なうえに、利回りの業績もあまり高くないグランタークに運用を任せるのは得策とは言えないでしょう。

途中でお話ししたアドミニストレーションは、現在も高利回りを維持している人気のIFAです。

アドミニストレーション

アドミニストレーションも、全世界株式へのバランスのよい株式投資により高い人気を集めている香港のIFAです。

その利回りは20年間で平均して平均10%を維持しており、多くの顧客から信頼を得ています。また、日本での運用報告会を行っている数少ないIFAの一つです。

海外投資を始めようと思っている方は、これらのIFAを検討してみるのも良いでしょう。

グランタークの評判まとめ

ここまでグランターク社の評判について解説しました。本記事の要点を以下にまとめます。

● グランタークは約20年続くIFAだが、運用業績は不透明な部分が多い
● 人気の背景にはネットワーカーの拡散があり、鵜呑みせず吟味する必要がある
● 海外投資を始めるなら、信頼性の高いIFA選びが重要

グランタークは約20年の歴史のあるIFAですが、海外投資を検討する際にグランタークを第一に選択するかと言われるとあまりお勧めはできません。

これから海外投資を検討している方は、公開されている業績を確認・吟味して、信頼できるIFAを見つけましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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