海外投資の詐欺事例とは? 被害に遭わない方法も解説!

海外投資の注意点

海外投資の情報を集めていると、様々な金融商品や投資案件を知ることになると思います。

そして、その他の投資と同じように、海外投資にも「詐欺」や「詐欺まがい」の案件が意外と潜んでいます。

「私は特に気を付けているから大丈夫」、「身近に人をだますような人物はいないから心配ない」と思っている人も、巧妙な手口と話法でつい手を出してしまい、被害に遭うこともあります。

今回は「海外投資に関する詐欺事例」と「詐欺や被害を回避する方法」について紹介していきます。万が一にも詐欺に引っかかることのないように、今のうちから知識を身に付けておきましょう。

海外投資詐欺の手口

はじめに海外の投資詐欺に関する手口について、代表的なものをご紹介します。

出資金詐欺

ポンジ・スキーム」とも呼ばれる、典型的な投資詐欺の手法です。

詐欺師は「あなたの出資金を運用します。儲けを配当金として還元しますよ」と謳い、出資金を募ります。ただ、その実態は運用をしていません。新たな投資家から集めた出資金を、従来の投資家に「配当金です」と偽って渡しているだけなのです。

これでは投資家から次々と資金を獲得し、別の投資家に配当として渡すことを繰り返す、「自転車操業」のような状態になってしまいます。

「配当金」を還元された従来の投資家は、投資の実態があると信じてさらなる出資金を拠出します。しかし、最終的には配当金の工面が出来なくなり、破綻してしまうのです

劇場型詐欺

複数名で詐欺グループを作り、被害者をだます手法です。

セミナーの演者が詐欺師であり、参加者の中にも詐欺グループの一味が潜んでいます。それぞれの役割は決まっているという点では、「振り込み詐欺と同じ」とイメージすると分かりやすいと思います。

海外投資の詐欺案件については、投資家も情報を集めることが困難です。そのため、あたかも値上がりする夢のような商品があるかのように信じ込ませ、投資家の心理を煽ります。

ちなみに投資詐欺案件に引っかからないためには、下記の条件を満たしている目安にすると良いです。

・金融機関が発売している金融商品
※金融機関でない普通の会社が取り扱っている案件は怪しいです
※誰も知らないようなマニアックな金融機関はNGです

・平均年利が10%程度
※元本確保で10%という平均年利はあり得ません

ネットワークビジネス型詐欺

ねずみ講」や「マルチ商法」の手法と同様で、販売対象が「海外金融商品」となったパターンです。仲介の報酬を目的に、知識のない紹介者が海外投資商品を勧め、それが口コミで拡散していきます。

悪質な紹介者は投資商品のメリットしか話さないため、知識のない入が海外投資の被害に遭ってしまいます。

これは詐欺なのかというと微妙なところです。なぜなら、海外金融商品を紹介していることに変わりはないからです。ただ、「悪質な商品を勧めている」、「海外金融商品のリスクやデメリットをきちんと話していない」という点では、詐欺に近いといえます。

以上のように、海外投資詐欺の手口は様々なものがあります。次の章では、実際にあった海外投資詐欺をご紹介していきます。

実際にあった海外投資詐欺被害

それでは次に、実際にあった海外投資詐欺を紹介していきます。

マッチングアプリ詐欺

とある男性が、アジア系外国人女性とマッチングアプリで出会い、親交が深まる中で巧みに仮想通貨の投資詐欺に誘い込まれた事案です。

「ハニートラップ」をまじえながら、ニセの投資サイトで資産運用するよう仕向けられました。

被害者の「投資に興味がある」、「異性によく思われたい」といった心理につけこむことで、少額から資金を引き出し、最終的には膨大な資金を投資することになったのです。

仮想通貨に関する投資詐欺は、近年増加傾向にあるため、特に注意が必要です。

FX自動売買ツール詐欺

「必ず利益が出る」「全額保証」といった嘘に騙され、FXの自動売買ツールを購入し、海外の銀行口座に入金させられた事案です。

実際には「FXの取引をしていない」、「出金や返金に応じない」、「個人情報を悪用される」、「音信不通になる」など、被害のパターンも様々です。

FXの自動売買ツールやFXのスクールは、いまだに無くならない詐欺案件なのです。

海外投資詐欺被害に遭わない方法

手口も巧妙化し、各分野で横行する海外投資詐欺ですが、これらの被害に遭わないためには以下の3点を意識するようにしましょう。

知識を身に付ける

海外投資の詐欺案件には気を付けないといけませんが、疑いを深めてばかりいると投資自体がつまらなくなってしまいます。保守的になりすぎて投資のチャンスを逃すことも、リスクの一つになるのです。

海外投資は国内投資に比べ、大きなリターンを期待できる投資です。特にオフショア地域での投資は税制面のメリットが大きいため、将来的に資産を大きく増やすことができます。

当サイトでもさまざまな情報を掲載していますが、そのようなところから知識を身に付け、不安を取り除いていくことが、大切な資産を育てる一番の近道になります。

余裕資金で投資する

リスク許容度は個人によって異なるため、預貯金と投資の割合に正解はありません。

ただ、リスク商品に投資する資金は、「すぐに使わないお金」であることが大前提です。結婚資金や子どもの学費などを安易に投資に回してはいけません。

また、海外金融商品は為替リスクの影響を受けるため、国内の金融商品以上に慎重になる必要があります。ただ、国内の金融商品の方がリスクが少ないかというと、そういうことでもありません。

円安の影響により、国内資産の価値は目減りしていくことが予想されます。そういった意味では、国内の金融商品の方が、リスクが高いといえます。

第三者の意見を聞く

投資初心者であれば、誰しも時には冷静さを欠いてしまうことがあります。

そのようなときは第三者の視点から商品を判断してもらうことで、新しい気づきや別の発想が生まれます。信頼できる方の意見にも、耳を傾けるようにしましょう。

当サイトと提携している海外金融専門のFPの方も、フラットな意見を伝えてくれます。海外投資に悩んでいる方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は海外投資の詐欺事例とそれらの詐欺や被害を回避する方法について解説してきました。

高利回りや高還元のものもあり、投資家にとって魅力的な海外投資商品だからこそ、詐欺師に目を付けられ、詐欺や被害が発生してる状況でもあります。

詐欺や被害を回避するためにも、正しい知識を身に付け、冷静になって判断することが重要です。

お問い合わせ >

コメント

タイトルとURLをコピーしました