今、日本人の投資家の中で、米国株や新興国株など日本国内のもの投資するだけでなく、海外のものを対象にした投資を行う人が多くいます。
今回は海外積立投資のひとつとしてコーンヒルがあり、そのコーンヒルについてその評判や利回り・手数料を中心に投資対象としてオススメできるものといえるのかを解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。
コーンヒルとは?
公式サイト:コーンヒル
まずはじめに、コーヒルについてまだ知らないという方に向けて、簡単に説明していきたいと思います。
コーンヒルとはルクセンブルクに籍を置く会社です。
正式名称は「コーンヒル・マネジメント(Cornhill Management)」です。
オーダーメイドの投資商品を提供し、製品設計、エンジニアリング、流通・マーケティングにおいて橋渡しを行っているパイオニア企業です。
創業は1997年で、会社設立から20年以上の歴史を持つ会社です。
コーンヒルの評判
コーンヒルの評判について、結論から言うと非常に評判が悪く、口コミでもたくさんの方から不満の声が上がっている状況です。
なぜコーンヒルは、これほどにも評判がよくないのでしょうか?
その理由について以下の通りに解説しておりますので、ご覧いただけるとその理由にも納得していただけると思います。
利回りについて
まず、コーンヒルなどの海外積立投資は、オフシェア投資という種類の投資法に分類されます。
オフシェア投資とは、香港やシンガポールなどタックスヘイブンと呼ばれる国で設立された、保険や投資信託に投資する商品です。
オフシェア投資の特徴は、日本のような低金利ではあり得ないほどの高利回りが可能なことです。うまく利用できれば、将来的に利回り10%以上を目指すこともできるので、その面だけ見ると非常に優れた投資だといえます。
IFA(代理店)について
投資において金融機関はファンドを保有しているだけなので、どのファンドへ投資するかの指示はIFA(代理店)が出すような仕組みになっています。これについては、コーンヒルも同様です。
しかし、日本人がコーンヒルで投資を行う場合、加入できるIFA(代理店)はわずか一つしかないのです。
つまりこの場合、資産運用が上手くいかず利回りが悪かったとしても、他のIFA(代理店)に変更することができません。
これについては、投資をするうえで非常に高いリスクを背負うことになります。
手数料について
コーンヒルは、手数料が非常に高いことが有名です。おそらくこれが一番のデメリットだと思います。
ここでは、実際にどのような手数料がかかってくるのか解説していきたいと思います。
事務手数料
まずはじめに、事務手数料がかかります。コーンヒルで投資する場合、毎月2.5ポンド(日本円で約350円)の手数料がかかります。年間にすると合計30ポンド(約4,200円)ほど手数料がかかります。
これに関しては、投資資金を積み立てしていくにつれ資産も増えていき、その分事務手数料の割合も小さくなるので、そこまで気にするほどのものではないでしょう。
事務手数料は、他の海外積立投資でもかかる手数料になります。
管理手数料・投資顧問料
次にかかる手数料は、管理手数料と投資顧問料になります。
コーンヒルでは、管理手数料が1.25%、投資顧問料が0.25%の合計1.5%が年間でかかります。
オフシェア投資は利回り10%以上を目指す投資ですので、それに比べるとこの数字は低いと思うので、これについてはメリットではないかと思います。
スプレッド(購入手数料)
ではスプレッド(購入手数料)はどうでしょうか?
コーンヒルの場合、購入時の手数料が6%もかかります。これは正直異常なほど高額な手数料だといえます。なぜなら、一般的なオフシェア投資は購入時の手数料は一切かからないからです。
しかし、コーンヒルで投資をする際、仮に10万円で投資すれば6,000円もの手数料が発生することになるので、いかに高額なのかはっきりと理解できると思います。
クレジットカード手数料
最後に、かかる手数料としてクレジットカード手数料になります。
コーンヒルの場合、クレジットカード手数料は2.6%かかります。
クレジットカード手数料は、購入するたび2.6%の手数料がかかるため、先ほどの管理手数料・投資顧問料1.5%とスプレッド(購入手数料)6%も上乗せすになるので、合計10.1%もの手数料がかかることになります。
こうなってくると、たとえ10%以上の利回りで運用していても、10.1%の手数料が引かれることになるので、かなり高い確率で元本割れすることになります。
まとめ
以上のように、コーンヒルの評判等についてまとめましたが、IFA(代理店)がわずか一つしかなく資産運用が上手くいかなかった際のリスクが非常に高いこと。
そして、投資する際にかかる手数料が非常に高額であることから、投資対象としてオススメできるものとはいえないと思います。
しかし、オフシェア投資はうまく運用することができれば、たしかに10%以上の利回りで運用できる可能性のある素晴らしい投資といえるので、正しい知識をもって実践することがオススメだといえます。
くれぐれも投資は自己責任で行うものですので、今回の解説もあくまで参考として取り入れてもらえればと思います。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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